推しがある日いなくなった

16年間"推し"だけを生きがいにしてきた私にある日推しがいなくなった。

推し活で得たもの

こんにしば、、、久しぶりです。

仕事場が少し遠くなり、家を出るのが早く、家に着くのが遅い生活により、なかなか更新できなくなってしまいました。

 

という言い訳です。

土日もあるんだから週2くらいでは書けるはずです。

 

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ということで今回は、推し活で得たものについて書いていこうと思う。

 

推し活で得たもの1つ目!

 

①友人、人間関係

私の場合、女性アイドル現場ということもあり、男性が多かった。

だからこそ、女子は顔見知りが多い。

高頻度で現場(ライブ)で会っていれば自然と友達になることもある。

ライブ終わりにご飯へ行くことが何より多かった。

性別だけではなく、年齢も様々。

10代から60代くらいまでの方々がいる。

みんな年齢問わず、推しを応援する活気はすごい。

元気のない日本のように見えるが、そんな彼らに笑顔と元気を届ける推しという存在が本当に素晴らしい。

 

もちろん、女性を狙った悪質な事件がないわけではないが、そこは仲間同士で情報交換して気を付けるようにしている。

私たちは基本の活動場所が渋谷や新宿も歌舞伎町らへんが多いため、女子高生を駅まで送ることもある。

 

こうやって出会ったいわゆる“ヲタ友(ヲタク友達)”は、現場(ライブ)だけの仲ではない。

現場(ライブ)がない日も、ご飯へ行ったり、テーマパークへ遊びに行ったり、泊まりに行ったり。普通の友達と何ら変わらない関係だ。

ただ、居心地が良い、いろいろな意味で。

推しのことで悩むことがある。

これは、ヲタクにしかわからない感情もあり、冷静な感情を持った人には理解しにくいことがある。

推しで悩んだことがある人はこれがとても苦しいことがわかるだろう。

だから話を聞いて解決策を教えてくれるまでいかないまでも、共感してくれるのがよかったりする。

推しのことだけじゃなくて、家族の悩みとか恋人の悩みとか、普通の悩みも話せるのがよいところである。

 

最近みかけた「いらない人間関係は切った方が良い」

これについて、少し話したい。

その通りだとは思う。

自分にとってマイナスになる人は私の人生においてはとても少なかったが確かに存在はする。

だが、切りすぎて、本当に大切な人までも失ってしまわないように。

私は嫌なことがあると、相手のラインの友達やSNSのフォローに自分がいるのが嫌で、すぐアカウントを消していた。

その結果、今思えば、失うべきではなかった友達も失ってしまった。

くだらないプライドや嫉妬で失った。

とても後悔してる。

 

そして、私には姉が二人いるのだが、この二人はとても仲がいい。

ただ、そのほかに友達がほとんどいない。

次女に関しては前の会社の人と仲良かったと思ったら、

「めんどくさいからもう誘わないでって断った」

とのこと。

さらに最近母から聞いた話だと、本当に唯一といっていい高校の仲良しグループの子たちと縁を切ったというのだ。

理由が私との喧嘩レベルでくだらなくてびっくりした。

そんな姉と話していると、疲れることがある。

それは話していることがすべてネットからの知識。

そりゃほとんどの知識や経験はもはやネットで調べれば五万と出てくるが、身近な人経験やつぃきが欲しいときもある。

有名なYoutuberの経験なんて求めていない。

あと考えが狭い。

そんなことで怒るの?

ねぇそれ他人に言える?

それどこ情報よ、、、

みたいなのことが増えた。

こんなにも生身の人間との関りが減るだけでひとは変わってしまうのかと思った。

 

長女は比較的、息子のおかげでPTAや習い事のママ友がいる。

だから次女よりは穏やかだが、それでも人間関係は狭い。

ゆえに考えの視野が狭い。

次女の言いなりというか、影響されやすい性格だ。

 

変わって私は、人と話すのが好きというのもあるが、学生時代の友達や、元同僚、そしてヲタク友達がいる。

性別、年齢、出身、頭の良さ、職業、すべてが違う人と出会う。

東大生、某大手企業の幹部役員、中学生、推しのために山口県から上京してきた人、色んな人がいる。

岡山県から週2で東京に遠征してる人もいたな。

大人の方たちには仕事の悩みを聞いてもらうこともある。

 

色んな人と会話するだけで、一般的な心の常識が身につく。

そして視野が広がる。

私は人間関係だけは本当にヲタクをしていてよかったと思う。

 

出会いはあるようでない。

まして、家族の悩みとか踏み入ったことまで話せる人とは出会えない。

 

こんな出会いをくれたのは紛れもなく、推しであるあなたなのだ。

 

推し活で得たもの2つ目!

 

②やる気と元気!

みなさんビリギャルを知っているだろうか。

私はこの映画が大好きだ。

これを見ていると、なにか頑張りたくなる。

この感情はなんなんだろうって考えたとき、誰かが頑張る姿は、違う誰かのやる気なるということ。

推しメンが忙しいスケジュールの中、自分に笑顔を届けてくれたこと、そして推しメンがくれる予定で仕事のやる気がでること。

 

ある日、元同僚に私の帰り道を目撃された。

話しかけようと思ったけど、あまりにも死にそうな顔をしていたので話しかけられなかったというのだ。

確かにその時期、私は疲れ切っていた。

仕事から帰ると、寝て、起きたらご飯食べて風呂に入ってまた寝る。

 

なのに不思議だ。

仕事帰りに推しメンに会えるってなったら、道路をダッシュできるくらい体力があって、その笑顔どっから沸いてきたってくらい笑う。

そしてまた明日も頑張ろうと思えるのだ。

 

暗くて重い話が一つある。

だから、軽めに書こうと思う。

私はコロナ禍の2020年くらいから軽いうつ病症状だった。

死にたくて仕方なかった。

会いたい人にも会えない、好きな芸能人は死んでしまう。

この先お先真っ暗。

この時期、在宅勤務で人と会話もなかった。

生きてても意味がない。

そして私は自社に仕事がなくなり、派遣にとばされた。

ショックもあるが仕方ないという気持ちもあった。

そこで出会った人たちは優しくいい人たちで1年くらい必死で働いた。

 

ただ死にたい気持ちはなくならなかった。

もうだめなんだって思った。

だから最後に会いたい人に会ってから死のうって思った。

2021年の4月。

緊急事態宣言は出ていたものの、以前より緩和されてきて、ワクチンも普及され、何人か学生時代の友達に会った。

ヲタク友達にも何人か会った。

リアルなライブはなかったがオンラインで好きなバンドのライブも見れた。

思い残すことはない。

私は誕生日に死のうと思っていた。

もうひとつだけ。

最近、TikTokで見かける、可愛くて面白い子。

この子は一般人だと思っていたが、アイドルだった。

最後にこの子に会って人生を終わりにしよう。

 

んで、その子に会ったら、死にたい気持ちを忘れた。

「次この子に逢えるのはいつだろう?」

で必死だった。

 

そして、、、、↓

③色んな場所へ行く壁を打ち破った

 

どちらかというと引きこもりだった私が毎週末、大阪や名古屋はもちろん、一人で飛行機に乗って福岡や北海道へ行くまでのふっかる(

「フッ軽」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書)

さんになった。

 

それまで、一人で飛行機に乗るなんて考えられなかった。

末っ子ということもあって、すべて親か姉がやってくれていた。

 

最初は素直に券を買っていたが、クレジットカードを楽天にすると飛行機+ホテルで予約できてポイントもたまっていいとか、JREポイント貯めるといいよとか、お得に旅する知識も身に付き始めた。

格安飛行機も初めて乗った。

全然変わらず快適だった。

 

この行動力が、母を大分旅行へ連れていくまで私を大人にした。

大げさかもしれないけど。

 

推し活で得たもの4つ目!

④グルメ知識

グルメにも詳しくなった。

ヲタクは基本お金がない。

ゆえに、安くておいしくて量があるお店をよく知っている。

 

遠征行ったらここ行くといいよって教えてもらった。

 

遠征の時だけは、ご飯はケチらなかった。

福岡と北海道は本当にライブ見るか食べてるかのどちらかだった。

福岡に至っては、何度かいったので、一回目に行ったもつ鍋とは違うお店に行ったりもした。

ライブの合間を縫って、観光もできる。

仙台遠征のときは、ちゃんと伊達政宗の像に会って、スケートが生まれた土地にも行った。

 

遠征でいった地域は主要都市(北海道、仙台、名古屋、大阪、京都、福岡)ばかりだけど、観光もご飯もそれなりに楽しめた。

遠征以外で旅行いけなくなりそうな感覚。

 

5つ目!!!

⑤健康

 

・・・・・

 

前に推し活で失ったもので健康と書いたではないか!

 

・・・・・

 

その通りだが、とらえ方によっては健康だった。

アイドルの界隈は、振りコピと言って、アイドルのダンスを真似して踊る。

これがかなりの運動量なのだ。

ライブ中目立ちたくてジャンプをする。

これもかなりの運動量。

これも週4~5やってるんだからいい運動だろう。

そしてライブ会場へ足を運ぶ。

これも合計でみればかなり歩いたことだろう。

 

60歳のヲタク仲間が、とある推しメン卒業後、健康診断で血圧が引っ掛かり再検査続きだったのが、ヲタ活が復活してから、びっくりするくらい血圧が安定し健康になったらしい。

こんな話は彼だけではなく、結構ほかでも聞く。

 

アイドルのヲタクだけでなく、推し活という好きなことに熱中するということは、ストレスの発散になるのではないかというのが私の見解だ。

そして血圧が高い人はぜひ好きなことに熱中してみるとよいかもしれない。

血圧ってほとんどストレスで上がるんじゃないかな、、、と思うほど。

 

とうことで今回は推し活で得たものについて書いた。

推し活で失ったものと同じ数やんけ!

と思った人も多いと思うが、数でなく、中身勝負だ。

 

推し活で失ったものが取り戻せるものであるならば、

推し活で得たものは、推し活がなければ得られなかったことだ。

 

そんことない!グルメはネットで調べればいいし、健康はジムに通えばいい!

 

そうかもしれない。

ただこれは、推しと一緒だから、ネット調べただけのご飯より、ジムに通うより、100倍楽しいのだ。

楽しいが大事なのだ。

 

社会は黒い部分も多いが、ハロウィンもクリスマスも、ワールドカップも、正月も、わくわくして楽しんでいる人がいる世界が私は好きです。

ストレスも発散できずため込んでしまう世の中より、定期的にイベントなど利用して、発散していきましょう!

 

今日も読んでいただきありがとうございました<(_ _)>

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